個人の実印を家族(親子・夫婦)で共有することはできないの?

個人の実印の場合、家族で同じ印鑑を市町村役場に印鑑登録すること自体は可能です。

しかし、実印がどのような意味を持つ印鑑であるかを考えると、共有しない方が無難です。たとえ夫婦であっても、別々の印鑑を登録した方がよいでしょう。

 

同じ印鑑を実印として登録できる根拠

家族で同じ印鑑を実印として登録することは可能です。

しかし、1つの印鑑で家族の分を同時に印鑑登録しようとすると、市町村役場の窓口で断られます。と言うのも、原則的に1つの印鑑に対して、印鑑登録は1つまでとされているからです。

 

ところが、実際には、同じ印鑑を家族が1人ずつ持参して登録しようとすると、登録できてしまいます同じ印鑑を他の人が登録しているかどうかまでは、役場の方で確認しないからです。

 

そのため、登録自体は可能と言えるのですが、実印として使う段になると、あれこれ不都合が生じる可能性が大きくなります

 

同じ印鑑を共有して登録するリスク

例えば、家族で家や土地を共有名義で購入する際、それぞれが署名したところに同じ実印を押すことはできません。
個人の意思で契約することを保証するために実印を捺印するのですから、誰が押したのかわからないような捺印は認められないのです。ですから、それぞれの名前の横にはそれぞれ違う印鑑を押す必要があります。

 

また、いくら家族であっても意見が同じとは限りません。例えば、金融機関から融資を受ける際など、反対している家族に成りすまして契約を結ぶこともできてしまいます。ですから、いくら同じ印鑑を登録して、家族で共有することが可能であっても、別々の印鑑を実印とした方がよいのです。

 

夫婦用の実印セットもある

家族で実印を共有しようとするのは、実印用の印鑑が高価であることが関係しているかもしれません。

 

それならば、夫婦用の実印セットはいかがでしょうか?

夫用と妻用それぞれの実印の他に1本共用できる銀行印がセットになっているのが一般的です。

 

もちろん、夫婦用とされていても、親子で購入することも可能ですし、セットで購入すると1本ずつ購入するよりも割安になるのでおすすめです。

 


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